イライラボール

PCとWebカメラで遊べる、イライラ棒ならぬイライラボールです。
実世界にある物(ボール)とWebカメラを使った体感的なコンピュータの操作をやってみたくて作りました。 Processingというツールでこんな作品をお手軽に作ることができます。
ただし画像処理の勉強がてら作ったものなのでゲーム性には期待できません。あしからず。

遊び方

ボールを準備

まず、手のひらサイズで鮮やかな色のもの(できればボール)を用意します。
例えば、上のムービーで使用しているパーティの飾り用ボールや、テニスボールなどがいいでしょう。
背景や服にボールと似たような色が含まれているとうまく動きません。

ボールをトラッキング

ゲームを起動したら、ボールを画面に映し、映ったボールをクリックします。
するとクリックした部分の色を追跡するようになります。
ボールを動かしてみて、画面上の丸印が付いてくるようになったら準備完了です。

ゲームスタート

Enterキーを押すとゲームスタート。
迫ってくるラインにボールが当たらないよう、ゴールの赤いラインを目指します。
Enterキーを押すことで再スタートします。

ダウンロード

iraira.zip (45KB)

動作環境

Windows XP ProfessionalとLogitech QV-4000で動作確認しています。
一応、以下を満たしていれば動くはずです。

インストールから起動まで

ProcessingとWebカメラが必要です。

Processingをダウンロード

Processing1.0 ALPHA >>Download
メールアドレスを送信すると、ダウンロードページのURLがメールで届きます。

また、Processingはデスクトップでは動きません。パスに日本語があるとダメなようです。
C:\Program Files\などに移してください。

QuickTime for Javaをインストール

アップル - QuickTime - ダウンロード
インストール中、「詳細>QuickTime for Java」を必ずチェックします。

試しにWebカメラをつないだあと、Processingで「File>Open>examples>video>camera」を開き、
「Sketch>Run(Ctrl+S)」で実行した画面にカメラ映像が映っていればOKです。

イライラボールをインストール

ダウンロード&解凍したirairaフォルダを、sketchbookフォルダ内にコピーします
フォルダ構成は以下のようになります。

      +- processing/
      +- sketchbook/
      |   +- iraira/ (←ここにコピーする)
      |   |   +- iraira.pde
      |   |   +- history.gz
      |   |   +- data/
      |   |
      |   +- examples/
      |   +- default/
      +- fonts/
      +- java/
      +- lib/
      +- reference/
      +- processing.exe
      +- 〜略
    

起動

カメラをつないだあと、Processingを起動し、「File>Open>iraira」を開きます。
左上の起動ボタンか「Sketch>Run(Ctrl+R)」で実行し、カメラ映像が映っていれば成功です。

FAQ

Q. カメラをつないだけど実行できない。または何も映らない。

以下を確認してください。

Windowsの場合WinVDIGをインストールすることでカメラを使えることもあるようです。
また、Webカメラの解像度が320x240より低い場合、
スクリプト内の

void setup() {
  size(320, 240);
  〜

void setup() {
  size(160, 120);

に直してみると良いかもしれません。

参考ページ

Processing関連

カメラを使った作品

カメラ(赤外線?)と実世界の物を使ったゲーム